お盆が近づいてくると、「今年はいつ帰る?」なんて連絡が飛び交いますよね。
久しぶりに会う家族とご飯を食べたり、おしゃべりしたり。特別な時間になりますね。
そんなリラックスした雰囲気のなかで、「これからのこと」に触れてみませんか?
「終活」と聞くと構えてしまうかもしれませんが、大げさに考える必要はありません。
「そういえば、あれってどうなってる?」「どうしたいと思ってる?」くらいの、ふとした一言で十分です。
今回は、帰省中の会話にさらっと混ぜやすいテーマをまとめてみました。
①実家の不動産、名義は誰になっている?
意外と把握していないのが、実家の土地・建物の名義です。「当然お父さんでしょ」と思っていたら、実は亡くなった方の名義のままだった…というケースはよくあります。
名義が古いまま放置されていると、いざ相続が発生したときに手続きが複雑になりがちです。
2024年4月から相続登記が義務化されており、正当な理由なく放置すると過料の対象にもなり得ます。
②預貯金や保険、どこに何がある?
預貯金口座や保険の情報がわからず、困るご家族はとても多いです。
すべての残高を聞く必要はありません。大切なのは「どこの銀行に口座があるのか」「どんな保険に入っているのか」をざっくりでも把握しておくことです。
最近はネット銀行やネット証券を利用されている方も増えており、通帳やカードが手元にないケースもあります。
③遺言書について、どう考えてる?
「遺言書」という言葉を出すのはハードルが高いかもしれません。
ですが、ご本人の意思が残されていると、残された家族が「どうしたかったんだろう…」と悩わずに済みます。
④もしものとき、介護や医療の希望は?
判断能力が低下したあとでは、本人の希望を確認することが難しくなります。元気なうちに「在宅で過ごしたい」「施設に入っても構わない」といった大まかな方向性だけでも聞いておくと、いざというとき家族の負担がずいぶん軽くなります。
⑤お墓や葬儀の希望
「どんなお葬式がいい?」「お墓はどうする?」という話題も、お盆のお墓参りのあとなら切り出しやすいですね。
最近は家族葬を希望される方も増えていますし、散骨や樹木葬といった新しい選択肢も広がっています。正解はありませんが、ご本人の考えを事前に聞いておくことで、ご家族が迷わずに済みます。
☆話すときのコツ☆
終活の話題を切り出すとき、「あなたに何かあったとき困るから」ではなく、「ちゃんと希望を叶えてあげたいから」という姿勢はどうでしょうか。
一度にすべてを聞き出す必要はありません。今年のお盆でひとつ、お正月にまたひとつ。少しずつ、家族みんなが安心できる状態をつくっていきましょう。
お盆の帰省は、家族が自然に集まる貴重な機会です。
改まった場を設けなくても、食事の後やくつろいでる時間に、ぽつりと話し始めるだけで十分です。
当事務所では、相続・遺言・終活に関するご相談を随時受け付けています。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとって、よいお盆休みになりますように。
スタッフ 森下