
2022年4月1日から民法が改正され、成年年齢が18歳に引き下げられましたね。
それまで20歳から「大人」とされてきたのが、18歳から「大人」として扱われるようになりました。
今まで多くの私たち日本人は「20歳から大人」と当たり前のように考えていたと思います。
しかし、欧米の国々では50年以上前から、18歳を大人として扱っていました。
結局のところ、大人か子どもかの線引きは、
その国の法律がどう定めているのか。ということになります。
「私は16歳だけど、とっくに大人だよ!」という方もいれば
「私は19歳だけどまだまだ中身は子どもで大人って言われると不安だなぁ…」と思っている方もいると思います。
それが当たり前なのです。^^
自分が「大人になったなぁ」と思ったり、周りからそう言われるのは、人によって18歳かもしれないし、25歳かもしれません。
ですが、そうは言っても法律で「18歳から大人になる」と決まった以上、
18歳になる方たちは「大人になる準備」をしなくてはいけませんね。
成年年齢が引き下げられ、今まで20歳にならないとできなかったことが18歳からできるようになりました。
(ただし、できるようになることと今までどおり20歳になってからのものがあるので注意してくださいね。)
18歳になれば、親の同意を得なくてもひとりで契約をすることもできるし、自分の住む場所や進路なども自分の意志で自由に決めることもできます。
では、「大人になる準備」とは、どういうことでしょうか。
大人になるって、
親にうるさく言われなくて済む!自分の自由にできるー♪わーい!!
ってこと…??
私が思う「大人になる準備」とは、物事を自分で決められるように、知ること。だと思います。
成年年齢になると、いろんな契約を結べるようになるし、選挙権も与えられます。
もちろん、迷ったら周りの信用できる方に相談すればいいのですが、最終的な決断は自分ですることになります。それは、自分の責任です。
では、物事を自分で決められるようになるためには、なにを知るのがいいのか。
その一つが、法律だと思います。
何かトラブルに巻き込まれたとき、解決するための力となってくれる、知識です。
自分を守ってくれる法律があると知っていれば、警察や弁護士に相談しやすくなり、自分ひとりで心を痛め悩まなくてもいいのです。
まずは、知ること。知ろうとすること。
意識していただければと思います。
スタッフ 森下
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