
2025年3月20日 9:00 am
以前のブログで、商業登記における本人確認証明書について掲載しました。
その中で、印鑑証明書が必要になり、本人確認証明書が不要になる登記申請について記載しました。
今回は、この「印鑑証明書が必要になる商業登記申請」についてご紹介いたします。
※以下、添付書類が書面(紙)の場合について記載しております。PDFファイルなど電磁的記録の場合は異なりますので予めご了承ください。
個人実印の押印が必要になる理由
商業登記の申請書類では、印鑑証明書の添付が必要とされる登記申請があります。
法務局は登記申請の審査の際に、個人実印の押印が必要な書類とその印鑑の印鑑証明書を照合することで、本人の意思に基づいて作成されたこと、書面が本物であることを確認しています。
個人実印の押印と印鑑証明書が必要な登記申請
取締役会を設置しているかどうかにより異なります。次の表をご参考ください。
≪取締役会を設置していない株式会社≫
≪取締役会設置会社の場合≫
その他の押印が必要となる主な添付書面
・委任状
代理人により申請する場合は、委任状に登記所届出印を押印し、その印鑑を法務局が照合することにより、申請権限の確認を行います。
・登記所に印鑑を提出している代表取締役の辞任を証する書面(辞任届など)
辞任を証する書面へ、登記所届出印の押印、または個人実印で押印する必要があります。
個人実印で押印した場合は、印鑑証明書の添付も必要になります。
以上、商業登記における印鑑証明書の添付についてのお話でした。
弊所では、商業登記のご依頼も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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スタッフ 藤川