2026年2月5日 10:06 am
最近、『かばんやの相続』という小説を読みました。
簡単なあらすじとして紹介すると
「松田かばん」社長が急死し、残された遺言状には意外な内容が記されていた。
それは、会社を長年支えてきた次男ではなく、
家業を嫌い、銀行員として別の道を選んだ長男に、会社の全株式を譲ると書かれており・・・・
なんて傲慢な長男なんだ。
なぜ社長はこの長男に譲ることにしたんだろう。と疑問を抱きつつ
これからどういう展開になるのかドキドキしながら読み進めました。
読み終わって私が着目したのは、
「誰が会社を継ぐのか」という話以上に、
仕事に対する向き合い方が問われている点でした。
松田かばんを長年支えてきた次男は追い出された形になっても、
一部の職人を連れて新たにかばん屋を設立し地道に頑張る姿が描かれ
長男は彼の経験不足と傲慢さから、次第に経営が傾き始める姿が描かれていました。
事業を引き継ぐということは、
役職を引き継ぐことではなく、
その仕事の重みを引き受ける覚悟を持てるかどうかなのだと考えることができました。
私たち司法書士事務所の仕事でも、
商業登記のご依頼を頂くことがございますが、
本書のような事業継承の課題に対し、
改めて考えるきっかけになった1冊でした。
商業登記はもちろん、
相続・遺言作成等も「司法書士スパークル総合法務事務所」へご相談ください。
髙原