
2019年4月23日 5:56 pm
皆様は住民票には「除票」という種類が存在するのはご存じでしょうか?
今まで住民登録があった市町村から、他の市町村へ引越しをしたり、その方が死亡したときに、「転出届」や「死亡届」が提出されると、その地での住民登録が抹消されます。
そして、その住民登録が抹消された(消除された、除かれた)住民票を「住民票の除票」といいます。 住民票の除票は、元住所地・死亡時の住所地で作成されるものです。
あくまでも死亡時だけでなく、引っ越しの際にも住民票は「除票」になるということです。
一体この書類は何を証明するのでしょうか?
住民票の除票には、引越し先も記載されるので、住民票の除票を取得することにより、転出先が分かることになります。そのため、複数回引越ししたことを証明する場合、当該市に住所があった証明(過去に住んでいたという証明)に、住民票の除票はよく使われることになります。
また、亡くなられたことを証明することもできるので、死亡に伴う手続きや、「不動産の相続登記」の際に必要になり、利用されることがあります。
注意しなければならない点は、保管期間が短い点です。住民票の除票は、除かれてから5年間(住民登録がなくなってから5年間)保存されることとなりますが、それ以降は履歴自体廃棄されてしまい、すなわち、5年を越えるとについては交付・発行することができません。
その際には不動産登記手続きにおいても、別の書類・手続が必要となりますので、ご不明点がございましたら是非弊所までお問い合わせくださいませ。
司法書士 永田
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